中小企業あるある:リーダーの孤独 〜視座を高く保つことの大切さと大変さ〜

今週も大阪出張、無事に終わりました。

一泊二日で、研修一本、打合せ5本。なかなかハードでしたが、現場のみなさんとたくさん意見交換できて、楽しかった。

研修は、コンサルティング営業の基本的な動きと、企業分析のしかたについて。データデータって言うけど、何をデータ出しすればいいの?分析って、何をすればいいの?という基本的なことから。

この内容については、別途また、アップしたいと思います。

 

今回感じたことは・・・

これ、中小企業あるあるだと思うのだけど、できる人ほど孤独なんですよね。

本当は、「神は細部に宿る」のに、あの人はやたらと細かい、と揶揄されたり、本当は、「お客様志向」が何より大事なのに、なに綺麗事言ってんの、と変わり者扱いされたり。

マネージャーとかリーダーが、そういう孤独というか、分かってもらえない感を抱えていて、大事なことなのに強く言えなかったり、迷いを抱えていること、結構あると思います。

悔しさともどかしさで、私との面談中にリーダーが泣いてしまう、ということも、多々あります。

中小企業やベンチャーは特に。大手企業ではあまりないことだと思います。

まあ、泣いても何も変わらないので、淡々と事実を見て変化を起こしていくことしか、できることはないのですが。(残酷って言わないでくださいね。現場ではちゃんと優しくやってます 笑)

 

私の仕事は、そんなリーダーたちの視点を下げないように、働きかけること。

そして、組織全体の視座を高くするための仕組みを創ること。
私はそれ、すごくわかるよって、言ってあげることだったり、同じ価値観を持っている違う企業のリーダーたちと引き合わせてあげたりすることも、大事なことだと思っています。

 

そうしないと、人って弱いから。すぐに易きに流れて、リーダーの視座が、どんどん下がってしまう。

これは組織がなぁなぁになっていく最初の一歩的な現象で、本当に本当に、会社にとって良くないことです。

 

営業リーダーがメンバーに「強く指導しなければならないポイント」というのは必ずあって、その出し入れがうまいリーダーのチームは、まとまりもあるし成果も出る。

でも、リーダーが強く言いすぎてしまっていたり、逆に、強く言えないでいたりする、そのバランスが悪いチームは、いまひとつまとまりがなかったり、遠慮があったりして、結果にも繋がっていない。

 

私くらい歳取ってくると、とにかく大事なことだけを見て、我が道を行くことができるのだけど、若いマネージャーはそうもいかないし、小さな組織だったりすると、人間関係も気になるのが人間てものだと思う。

そんなマネージャーやリーダーたちが、私が関わることで、少しでもあるべき姿にたち戻れたらいいなぁと、それをしなければならないなぁと、そんなことを強く思った今回の出張でした。

 

 

 

写真はこの2日間で食べた美味しいものたち。

仕事にはあまり関係ありません(笑

また来週も、頑張ります。