「美しすぎる銅版画家」として著名になった新進気鋭のアーティスト、小松美羽さん。
今年度国内唯一の大規模個展、ということで、先日、紀尾井町ホールに行ってきました。
小松さん、最近は、メディアなどでとても頻繁に取り上げられていますが、数年前から夫婦で注目しており、応援していました。今回は念願叶って初、生で絵を観ることができて、とても嬉しかったです。
私は、アートのことは全くわからないのですが、小松さんの絵の魅力は、やっぱり、’’エネルギー’’だと思います。
ご本人もインタビューなどでお話しされていますが、人間の中にある、ドロドロとしてものとか、人間の核の部分にあるものを描きだすことが好きなのだそうで、その力強さと、神聖さに圧倒されるような気持ちになります。
先日観た、BSプレミアムの「ネクストブレイカー」では、武田鉄矢さんとの対談をされていましたが、
小松さんが「神獣」を描き続けることは、好きで描いているとかそういうことではなくて、役割という感じ、というようなことを言っていて、とても納得しました。
自分には、人には見えないものが見えていて、それを描きだすために生まれてきたと思っている、みたいな、そんな感じのことを、確か言っていて、なるほどなぁと。
役割に突き動かされている人のエネルギーって、やっぱり半端ないんだよなぁと。
確かに、小松さんが絵を描いている姿は、まるで何かが乗り移っているようで、人間の意思によって描かれているようには見えないんです。
素晴らしい絵を観ながら、役割について考えさせられた、ひとときでした。
(展内は撮影自由でした)
その場でサインも頂いて感激でした〜^^